Sep 6, 2015

My country road to Ohio. ~introduction~



もうすぐ夏も終わり。
皆様、お久しぶりです。
今年はどんな夏でしたか?

私はほぼUSAな夏休みでした。
なので、そんな報告を久しぶりに。

7月17日の終業式を終えて次の日。
10人の生徒を連れてアメリカはオハイオ州へと旅立ちました。
姉妹都市同士の交換留学プログラムの一環です。

トリードというデトロイト空港から小一時間の街にある
University of Toledoという大学構内にある寮に、
私たちとパキスタンから9人の生徒、2人の教員、
そして、お世話&授業含めた全てを担当してくれた現地教員Julian、
彼のアシスタントである現地学生のIsabel、
全部で24人がルームシェアをしながら滞在しました。



アメリカの大学のキャンパスの広さに圧倒されて、
毎朝9時からの授業に向けて、
寮から教室の建物まで歩くのですが、
片道20分、森の中に切り開かれた道をぐんぐん歩いていきます。
途中の原っぱには野生の鹿や兎、リスは至るところに。




私たちの授業を担当してくれたのはこちらの2人。
Larissa & Julian。

Larissaは主にGrammer, Writing,
JulianはReading, Listening担当。
とにかく授業の内容がおもしろくて、
生徒たちは前のめりで参加していたのが印象的でした。
例えばGrammerの授業では、
Justin BieberのTwitterを使って文法的な間違いを指摘して直す作業、
あとはLyrics Trainingというサイトを使って歌詞の穴埋めをさせながら完成させる授業。

Readingで扱った教材は『Who moved my cheese?』。
存在は知っていたものの読んだことのなかった私は、
Julianの解説含めて、半端なく引き込まれてしまい、
最後は感動の嵐でした。

私が引率した生徒たちは地元で有数の進学高の子達ばかりで、
英語が得意とされていたのですが、
パキスタンの生徒たちとの英語レベルの差を最初の授業で痛いほど思い知り、
ものすごく落ち込んでいました。
パキスタンの生徒たちは、
Julianの言っていることをほとんど理解して、
さらに自分の意見や質問を英語でできるレベルだったのに比べ、
日本の生徒たちはJulianの言っていることさえもほとんど理解できない状態でした。

実際に現場で英語教育に携わっている一員としては、
生徒たちのことよりも、
我を振り返って情けないなあ〜、としみじみ感じてしまうのでした。

でも、数回の授業を終えて、
だんだんと耳が慣れてきたのものあり、
最初にぶち当たった壁を一生懸命越えようとする姿が、
とても印象的でした。
私が何も言わずとも、
毎晩、次の日の予習を始めたりしながら、
彼女たちなりに、なんとか現状を変えようと必死でした。

基本的に学校外に出るには車がいるので、
ほとんど構内に滞在する生活で、
自分もアメリカの学生生活をおくっているような雰囲気が新鮮で、
すごく楽しい滞在となりました。

ちなみに、デトロイトが近いこともあるせいか、
街自体の治安はあまり良くないようで注意が必要とのことでした。

次回は"一番困ったこと"について綴ろうと思います。

つづく。

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