Apr 10, 2013

His message.

 
目の前にある状況と現実に理解できているようで、
いざ実際に始まってみると、
ふと、
どうしようもない不安にかられて、
NYにいる親友に、
メールした。

“あらまぁ。大丈夫かい?
不安な気持ちも理解できますが、
僕はさちさんが先生をするって聞いたとき、
こう考えました。”

とはじまった彼からのメッセージが、
あまりにも心温かくて、
最後まで読むのに、
ティッシュペーパー30枚分ぐらい泣けた。

教師をすること=誰かに何かを発信すること。
それは、
私が目指すべきゴールの通過点。
NYで自分の“好きなこと”をして生きてきたことで、
 学んだたくさんのこと。
 それを自分の中にだけしまっておくのはもったいないから…。
もし自分が中学生や高校生の頃に、
「世界は広いんだよ」
とか、
「自分の居場所は自分で見つけられるんだよ」
とか、
そんなヒントが受け取ることができたら、
 もう少し楽に暮らせてたのかも…。

心配しなくても、
ニューヨークは信じる限り心の中に居てくれます。
ブルックリンは、少しずつ成長しながら、
いつでもおかえりって言ってくれます。
そんなことを想像しながら、
これからも服を愛し、
ブルックリンをつづることを止めない限り、
どんな場所でどんな事をしていようと、
 無駄な道にならないのではないかと思います。

自分が思い描いている理想的な環境ではなくて、
あえて、
全く違う環境の中から得るヒントが、
実はとても大切だということ。

最近彼が読み返している宮沢賢治。
“賢治”も先生だったね。
まぁ、
あの人ふうに言うと、
朝日とか、遠くの友人とか、
誰かのちょっとした優しい一言とか、
日常の美しさを食べて、栄養にして、
一緒に頑張りましょう。

と〆られていた返信。
そして、
以前、
朝子さんがコメントしてくれた
"Sachi is always Sachi, no matter where she is..."

私にとって、
お守りのようなふたつの大切なメッセージたちを、
コピーして、
持ち歩いて、
不安になったときに、
噛みしめようと思います。

NYを立つ朝、
私が日本にまで持って帰りきれなかった、
驚くほどの量の荷物が入った、
IKEAのバックを3つ下げて、
JFKまで付き添ってくれた彼。
泣きじゃくる私のことを、
 姿が見えなくなるまで、
ずっと温かく見守っていてくれました。
そんな私の様子を見て、
空港の警備スタッフらしき黒人のMa'amが、
頷きながら、
"Don't worry,
 Everything gonna be OK, Honey..."
と傍らでずっと囁き続けてくれました。
忘れない旅立ちの日。

トップ3枚の絵たちは、
我が自慢の親友、
by

ps
今日から授業がスタート!
早速、
Communicative English(3年)
で、
「この授業は“NY押し”でいきますから!」
と断言してきました笑
私のNY滞在珍道中のイントロ部分
(到着早々、入るはずの寮がダブルブッキングで、
大きなスーツケース2つとバックパックを抱えて、
夜中のマンハッタンに放り出された!)
を話し始めた途端、
生徒の目がキラキラ★と♪
オールカラーの高価な教科書なので、
もちろん使わないわけはいかず、
でもいきなり
Unit10の"We spent three days in New York."
というトピックからスタート。
(英語科主任先生の許可は得ているのでご安心を!)
そして、
教科書と並行して、
Jay ZとAlicia Keysの"Empire State of Mind"
のリリック(ラップ)解釈。
生徒大喜び!!
ほっ。

*********************************
In New York,
Concrete jungle where dreams are made of,
Theres nothing you can’t do,
Now you’re in New York,
These streets will make you feel brand new,
Big lights will inspire you,
Lets here it for New York, New York, New York

ニューヨーク
夢が叶うコンクリでできたジャングル
不可能なんて何もない街
ニューヨークのストリートは
新しい気持ちにさせてくれる
そのネオンが刺激をくれる
ニューヨークって最高でしょう 
 *********************************

はい!
このサビ部分重要だからね~!
と穴埋めやらせたりの予定。

でも今の子たちは、
この曲、
オリジナルでは知らなくて、
「GLEE(ドラマ)で歌ってた曲だ!」
という感じでした。

“NYヴィンテージ”
トピックを引き続き綴ろうかと思っていたのですが、
 急きょ予定を変更…。

「ありがとう」
を伝えたかったので。

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