Feb 17, 2013

What's so special about this city!? (Williamsburg to Bushwick)

Beacon's closetって知ってる?
ブルックリンのBedfordにあるんだけど、
このパンツ$5だったんだ。」
当時通っていた語学学校で、
眩しいくらいのイエローのパンツを指しながら、
学校で一番奇抜で目立つお洒落をしていた日本人の男の子に話しかかけられた。
彼曰く、
どうやらLトレインに乗って、
ManhattanからBrooklynに向かうひとつめの駅、
Bedford周辺がとっても面白いらしい。
そして、
初めて踏み入れたBrooklynの街。
2006年のこと。

その頃の私が知っている
BrooklynのWilliamsburg(ウィリアムズバーグ)といえば、
駅から降りたすぐのBedford Ave付近には、
お洒落なカフェや洋服屋さんが立ち並び、
ガヤガヤしていたけれど、
まだまだ倉庫が多くて、
“これから感”がビリビリ感じられて、
なんだか、
行くだけでワクワクする場所だった。
それがほんの1年ほどの間に、
トレンドを身につけた最先端の子達や、
我が道をゆく個性的な子達など、
若者達でごった返して、
週末などは、
各地でフリーマーケットや露店が並び、
メインストリートなんて、
まっすぐ歩けないくらいの大盛況で、
いつの頃からか、
そんな彼らのことを“ヒップスター”と呼ぶようになった。
彼らはヴィンテージやAmerican Apparelを好み、
細っこい体でBedford Ave.を闊歩していた。
それからは、
まずその子が紹介してくれたBeacon's closetにはまり、
週末各地で開催されていた蚤の市にはまり、
こじんまりとしたお洒落で可愛いカフェ達にはまり、
何より、
そこにいる若者達のビリビリのエネルギーに触れるために、
毎週のように遊びに行った。

そして2年、3年経ち、
今までのNYがそうだったように、
人気とともにどんどん上がる家賃、
立ち並ぶコンドミニアム、
お洒落だけど超プライシーなオーガニックデリ。
Williamsburgの発展ともに、
若者達のビリビリ感はどんどん薄れ、
今となっては、
週末のWilliamsburgを歩くのは、
Brooks Brothersのシャツにハーフパンツ、
素足にドライビングシューズ的な
Wall st.なんかで働いていそうな方々がだいぶ目立つように・・・。
一方、
ヒップスター達は何処へ流れたのか。
それが、
このブログでもちょこちょこ登場する場所、
Bushwick(ブッシュウィック)へ。
Manhattanのチェルシー地区からブルックリンの奥地まで横断するLトレイン。
Williamsburg地区を越え、
駅でいうと、
Montrose Ave.→Morgan Ave.→Jefferson St.周辺。
(あくまでも私の過去の行動範囲内のみの見解。)
数年前,
親友達が当時住んでいたProspect parkから、
Bushwickへ引っ越した際、
それを手伝った当時の私のパートナーが、
「デリも何もなかったよ。倉庫だけで人も歩いてなかった。
ランチのピザを買うのにも一苦労。」と嘆いたほど、
当時のBushwickは昼間歩くだけでも、
早足になってしまうほどの閑散とした雰囲気だった。

そしてまた時は過ぎ、
「あそこに可愛いカフェが出来てね。」
とか、
「駅前のヴィンテージ屋さんが、なかなか侮れ(あなどれ)なくてさ。」
とか、
「この前、Roberta'sにクリントン元大統領が来たらしいよ!」
とかとか。
親友から届くBushwickニュース。
さらに、
今年で7回目となる1年に1度の大イベント!
Bushwick Open Studio

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2012の様子はこちら①♥②♥
2011の様子はこちら
2010の様子はこちら(私も参加!)
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そして現在(いま)。
Morgan Ave.の駅を降りると、
うじゃうじゃといるのは、
昔、Williamsburgで見かけた彼ら。
そして、
週末ともなると、
どっから出て来たのか、
駅周辺はお祭り騒ぎ!
夜は至るところでクラブやライブイベント目白押し!
(倉庫でやっているところも多いらしい。)
最早、駅周辺だけではなく、
そこら中に、
お洒落で素敵で美味しいカフェやバーやレストランやギャラリーが、
ポツリポツリと増えているとのこと。
そんな中でも一番想い出深いのが、
brooklyn fire proof
いつだったかの夏の終わりに、
いつもの3人で飲みに行った。
バーのくせに、
フードも全て美味しくて、
その夜は日曜日なのにも関わらず、
どこか地方出身のイケメンガレージバンドのライブに遭遇。
途中まで楽しんで、
後半は静かな野外の席へ移動。
夜中まで飲みながら語り合ったっけ・・・。
忘れられない夜のこと。

そう。
今のBushwickには、
NYカルチャーの“これから”がビリビリ溢れている。
きっとまた、
この流れは今までのように変化しながら移動してゆくのだろう。

NYという街の魅力。
この街にとって1年という月日は、
人の流れや街の雰囲気もガラリ変えてしまうほどのパワーを持って、
ドクドクと脈打ちながら日々生き続けている。
その一方で、
昔から培ってきた人々の暮らしが変わらないまま在り続ける場所もあるということ。
それもすぐ側に。
(私が住んでいた地区はこちら。そのことについてはまた次回。)
地下鉄最短15分、
わずか$2.25で、
そのどちらもを味わえる幸せ。
そんな場所、
世界中探してもどこにもないだろう。

ps

雑誌『POPEYE』のバックナンバーが届きました♪
まだ中身をパラパラとしかチェッくしてないですが、
既にワクワク&ドキドキ感たっぷり♥
最新号のstreet snapでは、
街で見かけるお洒落さんだけではなくて、
NYの髭男達、
LAのサーファー達、
SFのメッセンジャー達、
Firenzeのチョイワル達、
Parisのマルシェガイ達、
Alaskaの味わいたっぷりの親父達まで、
ゾクゾクするラインナップ★
なんとっ!
BROOKLYN NETS FANというくくりまで笑
(スタジアムはご近所でした。)
もちろん広告ページも挟み込まれていますが、
その写真がどれもPOPEYEの世界観を崩さないような雰囲気!
こりゃぁ、
“元オリーブ少女”改め、
“ポパイおんな”!
モトイっ!
“マドモアゼルポパイ”かしら♪

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