このジャケットを着ていると、
不思議と、
「素敵なジャケットだね。」
と褒められることが多い。
どこか野暮ったい緑色のツイード素材で、
身幅広めで、
今っぽさゼロなのだけど、
私にとってはお気に入りの1枚。
以前、このブログでも紹介したことのある、
もう死んでしまった父方の祖母。
彼女が昔、オーダーメイドで作ったもの。
もしかしたら、
洋裁もできた彼女自身が作ったものかもしれないけれど、
今となっては謎のまま・・・。
既製品ではなくて、
誰かの手作りってことは確かなこと。
茶色い大きなべっ甲ボタンを全て取って、
子供の頃、
彼女が編んでくれた真っ赤なカーディガン
に付けてくれたペンギンボタンを付け直して、
これも10年近く、大切に着ている1品。
すぐ隣に住む彼女の家に遊びに行くのが好きだった。
茶道の先生だったこともあり、
家には必ず甘いお茶菓子があったのも理由の1つ。
猫をたくさん飼っていて、
今でもフジコ・ヘミングを見ると、
彼女を想い出す。
あそこまで奇抜さはないけれど、
なんだか雰囲気が似ていたな。
一方、
私の母は編み物が得意で、
4年くらい前の冬に、
母に教えてもらいながら作ったパッチワークベスト。
実はこれ、
雑誌で見かけた
ジェシカ・オグデンのベストに一目惚れして、
真似して作った作品。
1つ1つ小さな不規則な四角を編み編みして、
それを繋げながら、
裾のリブは母が完成させてくれたもの。
平面に置くと、
べったりとしてるけど、
着るといろんな表情が出てオモシロい。
気分によって、
いろんなブローチやピンで、
前を止めたり止めなかったり。
ワンピースやデニムスカートと合わせて、
野暮ったいコーディネイトに大活躍。
自分の世界観を表現しながら、
手作りしたものを着られるのって、
本当にシアワセ・・・。
まあ、
あくまでも、
自己満足の世界・・・なのだけれど。
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