Feb 8, 2010

How long have you been using?

突然ですが、
あなたのお財布は何年モノですか?

自分の中のお洒落ポリシーとして、
「10年、愛用できるか否か・・・。」
という概念がありますが、
このHENRY BEGUELINのお財布も10年選手代表。
今から10年前の22歳の時、
大学の1つ目の学部卒業旅行として初めて行ったヨーロッパ。
ロンドンは母と、
そして、そこからユーロスターに乗って単身パリへ。
当時、日本ではまだ見かけることの少なかった
HENRY BEGUELIN。
雑誌でも取り上げられることも少なく、
たまたま何かの雑誌の片隅で見た、
柔そうなレザーのバックに、もう目が釘付け・・・。
「な、なに?この刺繍・・・。」
どこからどうみても、
高級感たっぷりの上質な手の込んだバックなのに、
それを茶化したように、まるで冗談?のように、
小さな小人の刺繍がチクチク。
『素材もデザインも完璧!!なのに、ユーモアばっちり!!』
もうこのギャップにやられまくりで一目惚れしたのが、
10代の終わり頃。
でも日本では限られた場所でしか販売されてなかったうえに、
目の玉が飛び出るくらいのお値段!!
手に入れるのは夢のまた夢でした。
でもロンドンへ行った時、
ドキドキしながら、
初めてHENRY BEGUELINのショップに立ち寄り、
ラッキーなことにセールの真っ最中!!
ここぞとばかりに、
この財布と赤いショルダーバック、ブレスレットを大人買い。
おそらく値段は日本の三分の一くらいだったかな?
それから何年かして、
青山にお店ができて、
そこで2つ目となるバックをゲット。
それからは、縁があって、
自分が売る立場になり、
毎シーズン、展示会にて、
みんなと相談しながら、
レザーやステッチを選び、
私たちのお店のオリジナルのバックや小物をオーダーし。
その度に、
自分の分まで数に入れてしまったりして、
増え続けたコレクション・・・(涙)
周りの女性が、
ヴィトンやらエルメスやらに興味津々だった頃、
私はこのオミノ(小人)の刺繍に狂ってました。
でもやっぱり、
こうして、何年たってもお気に入り。
そして、
たまに眺めてはうっとりしたり(笑)
この財布も、
間違いなく、
今から10年後も使っているんだろうな・・・。
ふと自分のクロゼットを見渡してみると、
『10年モノ』がたくさん。
自分の大好きなお気に入りのモノ達に囲まれているシアワセ。
これからも、
引き続き、
基本は『10年モノ』。

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