Oct 16, 2009

salut!! paris sketch... sept

sep. 7 lundi
最終日の今日は月曜日。
1番の旅の目的だった蚤の市は、
ほとんど週末のみの開催。
でも月曜日に開いている蚤の市も!!
ということで、
午前中はモントルイユへ。
他のヴィンテージ感溢れるお洒落な蚤の市とは違って、
ここは下町っぽいエネルギッシュなマーケット。
どこから掘り出して来たの?
っていう洋服や靴、生活品がざっくざく。
80%はハズレなものが多いけど、
宝探しの要領で目を光らせていると、
意外なものがチープな価格でゲットできたりする。
モントレイユでの戦利品。
ドイツ製のアンティークドールと、
セルロイドドールの顔パーツ(サイン入り)。
2ユーロ2つと3ユーロ1つ。
でも状態の悪いものや、汚いものが多いので注意。
早々に引き上げて、
お昼はオーガニックなカフェにて。
ほうれん草とトマトとバジルとモッツァレラのキッシュ。
そして、フルーツ&野菜いっぱいのジュース。
健康志向。
このキッシュが、
めちゃくちゃ美味しかった!!
できることならもう一度食べたいぃぃぃぃぃ。
午後は、
念願の場所。
モンマルトルへ。
そう、映画『アメリ』の舞台となった街。
アメリが働いていたcafe des deux Moulins。
店内は異様な混雑具合。
道路側のオープンテラス席へ。
頼んだはショコラショー。
メニューにも。
トイレにも。
アメリちゃんがいます。
大抵、
流行ものには興味を示さないへそ曲がりな私も、
この映画だけにはメロメロに・・・。
アメリの可愛さももちろんだけど、
ニノの素敵なこと!!
クタクタのステンカラーコートにデザートブーツ、
そして自転車バイクを乗り回すパリジャン。
当時の理想の男性像そのもの。
そして、
所々に散りばめられた、
ちょっとブラックな感じも好き。
一息したら、
ゴッホの生家を眺めながら・・・、
緩やかな坂道を上る。
ふと感じたこと。
「ああ。私はここが好きだ。」ということ。
中心部から少しだけ離れていて、
ゆっくりと流れる時間。
そう、ここにあるのはモンマルトル時間。
カフェでお茶しながら話し込む人々も、
犬の散歩をするおじさんも、
バスを待つおばさんも、
み〜んな独特の雰囲気を持っている。
ブルックリンに似ている。
媚びていない人たちが、
自分たちの住む場所をこよなく愛している。
とてもとても素敵な場所。

そして、モンマルトルのシンボル。
サクレ・クール寺院。
丘をテクテク歩きながら、
ここでアメリとニノが追いかけっこしてたな・・・と。
ここから眺めるパリの風景は、
「どうだ〜!!」って感じが全くしなくて、
心地よい。
7日間の滞在中、
一番好きな場所を見つけた。
次はこの近くに宿をとろう、と思った。

物心付いた頃から、
どういうわけか憧れ続けた国フランス。
そして、パリ。
10年前に訪ねたときは、
まだバッキバッキにフランスカルチャーを啓蒙しきっていて、
ゴミ箱のゴミですら美しいと思えた。
パンは美味しいし、
素敵な人も多いし、
子供は可愛いし、
紫陽花は美しいし、
街はきれいだし、
ゴミの分別もしっかりしているし、
蚤の市もあるけれど、
私にとって、
パリは『訪ねるべき』場所なのだ・・・と感じた。
『住みたい』とは少し違う。
憧れは憧れのままに。
臭い地下鉄、
溢れ返るゴミ箱、
落書きだらけのビル、
水っぽいコーヒー、
新聞紙みたいなクロワッサン、
でもやっぱり、
ここNYが好きだ。
クレイジーな街だけど・・・さ。

sep. 8 mardi
帰路へ。
Au revoir.
Bonne journee!!

ps
1ヶ月以上も前のことを、
チビチビと思い出しながら書き上げました。
ずっと読み続けていてくれた皆様、
長らくありがとうございました。
自己満足な旅日記。終わり。
地下鉄Concorde駅にて。

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