Oct 2, 2008

I'm here...


大好きな小説家。
ポール・オースター。
昔、
付き合っていた彼から、
「この冒頭部分がしびれるんだ・・・。」
と紹介された『幽霊たち』から、ハマる。
そして、
いつか原書で読んでみたいと思った願いが叶う。
私、頑張った・・・。
300ページのペーパーバックを読破できたのは、
題材がここだから・・・かな。

『The Brooklyn Follies』
~生命保険のセールスの仕事から引退したネイサン・グラスは、
家族とも疎遠になり、癌治療後の不安に満ちた状況にある。
「静かに死ねる場所」を探している彼は、ブルックリンを勧められた。
しかし、
そこで彼は魅力的な人々があふれる活気ある心優しい地域と出会う。
ドラッグクイーン、不遇なインテリ、汚いスプーンを出すウェイトレス。。。
実際にブルックリンを拠点に創作活動をしている筆者が、
この地域に暮らす多様な人々に温かい視線を注ぎ、
ブルックリン橋を照らす月に詩を捧げる。 〜

内容はこんな感じ。

ネイサンはじめ、
ほとんどの登場人物が、
みんなそれぞれに悩みを抱え、精神的に脆く、繊細で。
そんな人々が、あたたかいブルックリンの街並と供に、
そっと寄り添い合いながら、ひっそりと丁寧に毎日を送る。
血よりも濃い人間関係。
でもそれは決して永遠なものではなくナマモノ。
日々、少しずつ目に見えない変化を遂げながら、
時には、残酷にもなる。
私もこの街でずっとずっと感じてきた人とのつながり。

ここはブルックリンのパークスロープ。
私の暮らす場所。
そして、
大好きなポール・オースターが暮らす場所。

天気の良い日のブラブラ歩きがたまらない。









2 comments:

creamy emi said...

私、jessicaさんのブログにたまたま辿り着いたの、ちょっと運命かもなんて思えて仕方ありません!w

ポール・オースター、原書は読んだ事ないのですが、
先日彼の書いた脚本を元にした映画「スモーク」を何年被りにまた見た所でした。Cousin John's Bakeryがバッチリ映っていたり、近所に住んでいる今、改めて興奮しました。

で、本も読んでみたいなーと思っていた所なのです。
不思議..。

jessica brooklyn said...

す、すみません!!
せっかくコメントを下さっていたのに。
1ヶ月後に気付くとは・・・。
ポールオースター大好きです。
『スモーク』最高です。
ホント、
私もこの出会いに感謝感激です。
この本、オススメですよ。
文章もそんなに難しくないですし。
パークスロープが舞台です。
いつか、
近所のカフェで、
お茶でもしましょう!!