Oct 11, 2008

10 years...

悲しいときも。
嬉しいときも。
人恋しいときも。
ずっと一緒だった。

ロンドン、
パリ、
上海、
ソウル、
日本各地、
そして、
ニューヨーク。
一緒に歩いた街角いろいろ。
今の居場所は、
ブルックリンにあるアパートの小さな玄関。

10年モノ。
このMiddle Englishブラウンは2代目。
1代目は、
ここに来る前に、
履き古して穴ぼこあいた。
日本の玄関には、
他の3足の、お仲間達が、
「私を早く履きに帰って来て!!」と待っている。

この靴を愛用する人々の中には、
ソールを交換しながら長年履き込む人と、
履きつぶして新しいものを買い替える人。
その2つのタイプに分かれるらしく・・・。
私は後者。

ニューヨーク州のオーロラという小さな街で、
1足1足手作りされているという。
同じ州で暮らしながら、
不思議なことに、
この靴を履いている人を1度しか見かけたことがない。
忘れない。
洒落っけのない黒人の中年の女性。
すれ違ったのは、ここブルックリン、パークスロープ。
履いていたのはTストラップタイプWest Indianのカーキ色。
素足の色と、靴の色が、
それはとても美しくマッチしていて。
忘れない。

オーロラシューズという靴。
私のthe best of my basic for 10 years...

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