クラスメイトに、
「肌色を作りたいんだけど、何色混ぜるんだっけ?」
と質問すると、
「今はね、『肌色』ってコトバ、日本でも使えないんだよ。」
と返された。
『肌色』。
私たち日本人は、
きっと、
当たり前のように、
ベージュのような薄いオレンジを想像する。
小さい頃から、
クレパスで一番先に減る色。
『人間はこの色。』
教えられた訳ではないけれど、
自然と備わった知識。
ここNYでは、
『肌色』と一口に言っても、
お分かりのように千差万別・・・。
ホワイト、ブラック、ブラウン、オレンジ、イエロー・・・。
少し前のこと。
バイト先のレストランのお隣は、
バングラデシュのオーナーが経営するインド料理レストラン。
そのオーナーの次女、
オシャマなサーファがくれた私の似顔絵。
「これ、あなたを描いたのよ。」と。
どこからどう見ても真っ黒な私・・・。
褐色の肌色のサーファの目には、
アジア出身の私も、こう見えるらしい。
きっと、
サーファのクレパスは、
黒や茶色が一番先に減るんだろうな・・・。
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