Jan 12, 2009

Art+Museum=NY.

今年の抱負。
『丁寧に暮らす』。
年を重ねるごとに、
1年365日はアッという間・・・、
に過ぎ、
「もう今月も終わり!?」
という会話を何度口にしたことか。
なので、
2009年は、
1日1日を無駄にせず、
ま、いっか・・・。
と終わる日のないように。
いや、
たまには必要ですが。
いや、
たぶん、
私の場合、
結構必要ですが。
できるだけ!!
そういうことのないように。
1日1日を丁寧に生きる。

ということで、
今週末は、
行こう行こう・・・と思って、
なかなか行けなかった美術館での、
企画展をハシゴ。
しかも、
どれもフリー。
無料です。
木曜日。
友達の家へ遊びに行った帰り、
Lower EastsideにあるNew Museumへ。
前に一度、
友達と来たことがあったのだけど、
建築を勉強中の彼曰く、
「なんだかチキンナゲット工場みたいだ・・・。」
という感想が、
ピッタリ来る建物。
日本人の建築ユニットSANAAによるものですが、
ハッキリ言って私も苦手です。
移動手段が、
蛍光緑のライトの付いた大きなエレベーター、
そして、
2人すれ違うのがやっとの狭い細い階段。
ポツンと付いた蛍光灯。
展示方法もグッとこない。
美術&建築素人の私なので、
詳しいことはよく分かりませんが、
漠然とした感想です。
でも、
屋上は気持ち良いらしいので、
また機会があった時は行ってみよう。
そんな先入観もあって、
好きだったエリザベス・ペイトンの絵も・・・。
なんだか私の中では魅力が半減でした。
せっかく楽しみにしてたのに。
だだっ広い空間の真っ白な壁にポツリポツリと。
「いやあ、NYらしくてお洒落な絵だわ。」
「男がみんなカッコいいね。」
と、ただただ客観的に冷静に流してしまいました。
残念ながら。
展示方法って、
とても大切なんだなあって改めて実感。
でも、
帰りにミュージアムショップで見つけた缶バッジには、
ちょっぴり興奮。


そして、次の日。
金曜日は久しぶりのMOMAへ。
Miroです。
こっちは予想通り、
ガッツリと魂ワシヅカミ、されました。
色鮮やかなオイルペインティングも素晴らしいのすが、
何よりも大好きなのがコラージュ作品。
計算され尽くしたアンバランス感が、
何とも言えなく・・・。
Spanish Dancerという作品の前で、
5分くらい動けなくなりました。
リネンの色と朱色、真っ黒な数字などなど。
今、想い出してもクラクラします。
スペイン、行きたい。
そして、
もう1つの偶然の出逢い。
Miro展の隣でやっていた
Marlene Dumasという人の展覧会。
私、
全く知らなかったのですが、
こちらもスゴかった!!
死をテーマにした(たぶん?)内容で、
目を背けたくなるほど強烈で残酷な描写。
と言っても、
別にグロテスクな訳ではありません。
ただ人が寝ている絵なのに、
気持ち悪い・・・。
配色とか構図とかそういうものから来る
生々しさ。
一番印象に残ったのが、
小さな小部屋の壁中に貼ってある
人々の顔。
みんなそれぞれに表情があり、
今にもザワザワ話し出しそうな。
会場を出た後は、
フーっと深呼吸してしまいました。

気を取り直して、
お隣のAmerican Folk Art Museumへ。
ずっと気になっていた美術館。
やっと行けました。
キルトや刺繍の作品など、
どれもホッコリと可愛らしいものばかりでした。
が、
前の衝撃的な2つ展覧会に蹴落とされて、
正直、
あまり覚えておりません。
またいつか。

よくよく考えたら、
ふと、思い立って、
世界の著名な方々の美術品を無料で見られる、
この環境のシアワセなこと。
改めてNYミラクルを実感・・・。

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