私が生まれた１ヶ月後に、
彼女が生まれて、
いつの頃からか、
いつも、
特別な存在だった女性。
ほとんど、
同じくらいの人生時間。
逢ったこともないのに、
勝手に、
同級生かのように、
彼女の活躍と成長を、
いつもいつも嬉しく思ってきた。
素敵な素敵な女優さんになったね。
あい。
口で言うのは簡単だ。
あい。
文字で書くのも難しくはない。
あい。
気持ちは誰でも知っている。
あい。
悲しいくらい好きになること。
あい。
いつでも側にいたいこと。
あい。
いつまでも生きて欲しいと願うこと。
あい。
それは、「愛」というコトバじゃない。
あい。
それは、気持ちだけでもない。
あい。
遥かな過去を忘れないこと。
あい。
見えない未来を信じること。
あい。
繰り返し繰り返し考えること。
あい。
命をかけて生きること。
（あい／谷川俊太郎）
愛する弦、歓、紗代子へ。
何が好き？
何が嫌い？
どこから来たの？
何をきいても、
ミライノコドモは静かに笑うだけ。
木陰に座って、
見えないものを見つめている。
ブランコに乗って、
聞こえないおとを聞いてる。
ミライノコドモの頭の上を、
さよならと、
こんにちはが、
蝶々みたいに、
ひらひら飛んでいる。
ミライノコドモの頭の上を、
さよならと、
こんにちはが、
蝶々みたいに、
ひらひら飛んでいる。
（ミライノコドモ／谷川俊太郎）
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