夏の終わりのコニーアイランド。
それはとても、
寂しくて、汚れてて。
30分も保たずと・・・退散。
ギラギラした太陽の下の、
みんなの残した残骸と気配、そして記憶。
NYの夏は、
一切の残暑を残さず、
足早に過ぎ去っていった。
さて、
つい先日読み終わった作品ついて。
『左岸』と『右岸』。
『左岸』は江國香織。
『右岸』は辻仁成。
『冷静と情熱の間』再び。
両方ともオモシロかったけれど、
特に『左岸』はものすごく良くて。
私は彼女の描く女性というものに、
とても強く魅かれ憧れる、と再確認。
『流しの下の骨』、『落下する夕方』、
『思いわずらうことなく愉しく生きよ』などなど。
中でも、
この『左岸』の主人公で茉莉には、
読んでる間中ドキドキしっぱなしで。
茉莉と九という2人の男女の人生。
そして、途中で舞台はパリへ。
なんか、かぶれたお洒落パリなカンジじゃなくて、
リアルな現実感のあるパリでの生活。
それでもやっぱり、
高名な絵描きのモデルとなるために、
パリで生活するってのは、
夢物語のようだけど、
そこでの、茉莉の心の葛藤とか、
癒される悲しみとか、
そういうものが描かれていて。
去年訪れたパリの風景が、
鮮明に浮かび、
最近では、
何かをしてる途中にふと、
「ああ〜。パリに行きたい。」って、
思うことが度々。
な〜んか、
一度訪れた人々の心を、
ここまで奪うあの街の魅力ってなんなんだろう。
決して結びつくことのない2人。
でも、結局、
人生の最後に気付けば、
ふと隣にいる人。
運命とか縁とか、
そういうものって、
やっぱり信じるべきことなんだな。
茉莉のように、
自分の心に正直にしか生きられない女性。
憧れます。
今日は、
長袖Tシャツに薄手のニットを着て出かけたら、
途中で肌寒くなってきたので、
ストールを巻いた。
長い長い季節にもうすぐ突入の予感。
ps
23歳?の子が作ったとは思えない、
よく知らないけど懐かしい。
なんとなく中2の頃を想い出すわぁ。。。
この曲♪
No comments:
Post a Comment