Jun 10, 2013

Sometimes NY Lyric ④

回転が速いことで有名なブルックリンの古着屋で買った

お気に入りの編み上げブーツを履いて、

オープニングセレモニーに行ったときのこと。

私の足元を見たスタッフの黒人の女の子が

"Oh my god!"と驚きの様子。

どうやら私の履いていたそのブーツ、

先週、

サイズが大きくて泣く泣く彼女が手放した一品だったんだって。

誰かのfavoriteが、

私のfaoriteに仲間入り。

 ps

ちょびっとだけ連載させていただきました
"Sometimes NY Lyric"
実は、


という素敵なお店のカタログの文章公募に応募させていただいたものでした。

以前、
こちらのカタログに毎シーズン散文を綴っていた、
故・永井宏さん。


生前、
数回しかお会いしたことありませんでしたが、
私に“表現することの大切さ”を教えてくれた方でもあります。
そんな彼のことを想いながら、
6年間暮らした、
NY、ブルックリンでの生活を綴ってみました。
昨今のブルックリンブーム。
お洒落で可愛いブルックリン。
もちろん、
それも一面ですが、
古くからそこで暮らす、
様々な国の人々が共存する、
リアルなブルックリン。

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 あそこに住んで十五年になるけど、
住んでいる地区(パークスロープ)が大好きなんだ。
地球上でもっとも民主的で寛容な場所のひとつに違いないよ。
あらゆる人種、宗教、経済的階級の人が住んでいて、
みんなが大体うまくいっている。
この国の風潮を考えれば、
これは奇跡と呼んでいいんじゃないかな。

(『スモーク&ブルー・イン・ザ・フェイス』by ポール・オースター)

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なんだかビビってしまって、
HPはチェックしていなかったのですが、
本日、
私の散文が掲載されているカタログと、
GOOD JOBペンシルがポストに届きました。
散文ページのアイテムは、
“今の”ウィリアムズバーグにいるヒップスターが履いていそうな、
コットンプリントの、
クラシックショーツ。

そして、
1,2ページに綴られた、
オーナーのカタログへの大切な想いを読んで、
涙…。

こういうかたちで、
一瞬でも、
素敵なworkに参加できたことを、
心より嬉しく思います。
(ダメだと思っていたので嬉しさも倍!!)

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